便利に毒されし者の北海道おっちょこちょいスケッチ旅行・2002年

総括・旅行のデータと反省点

さて、13日の金曜美術館・館長Jobimの、2002年のスケッチ旅行記は、如何だったでしょうか。

ここでは、館長の口調に戻り、旅行そのもののことも含め、旅行記のことについても総括してみたいと思います。

まずは、旅行そのものに関するデータから行きましょう。

データ

期間 10日間
旅費 9万5千円位
雨が降った日 6日
テント泊 6日
食事の回数 26回(うち10回自炊)
走行距離 3835km
ガソリン代 17,367円/172.87リットル(15回分)
スケッチの枚数 3枚/F4、F1、F6号で11号分

期間:行きと帰りの一日ずつ、高速道路を中心とした移動日も含まれています。

旅費:かなり大雑把です。出発前に買いそろえたキャンプ用品などの費用は含まれていません。今回の場合、札幌でホテル泊+外食+お酒……というイベントを組み込んだので、純粋にキャンプだけだと、もう一万円くらいは安くなったでしょう。

雨が降った日:小雨、通り雨など、スケッチに支障があると考えられる程度の雨は、全て数えました。

食事の回数:S.A.で、ちょっとしたものを食べたのも回数に含めてあります。自炊の回数は、クッカーを使って食事をした回数です。カップスープのお湯を沸かしたようなものも含めました。よく頑張って自炊したと思います。

走行距離:僕が通ってきたルートを、道に迷ったりせず、無駄なく走れば、二割くらいは少なくて済むと思います。

ガソリン代:旅行の期間中に給油した分の合計で、出発前の給油分や、帰還後に残っていた分は考慮していません。

スケッチの枚数:雨に祟られたせいで、少ないです。無念!

……と、こんな感じです。これから初めて北海道へツーリングを……と考える方の目安になるかどうかは保証できません。(汗)

反省点

数え上げればキリがありませんが、箇条書きにしてみます。

1. 事前の情報収集、ルートの検討などが不充分だった

2. スケッチのための旅行とはいえ、もう少し観光の要素も盛り込みたかった

3. ツーリングのための準備が疎かだった(視界不良なシールド、潤滑油などの不携行ほか特に安全面)

と、この三点が一番反省すべき点でしょう。

1.をきちんとしていれば、ガス欠になることもなかったでしょうし、ペラペラのパンツのために寒いライディングになることも無かったでしょう。見知らぬ土地への旅をするときは、計画ずくめの旅をするまででは無いにせよ、予備知識や「不便」への対処は必要ですね。

2.についても、もう少し留意していれば、旅行記にも華やかさが出たことでしょう。まあ、それが僕にとってそれほど不満なわけでは無いのですが。

3.も、ライダーならば疎かにしてはいけないことですね。良く無事に帰って来られたものです。

全体的に、ルーズでおっちょこちょいの僕がする旅の割には、道中の忘れ物は少なかった(歯ブラシセットと調味料などを入れた袋などは紛失した)し、テキパキと行動できた部分もあったし、雨に祟られつつも最低限のスケッチは出来たので、75/100点くらいの点数はつけても良いのではないかと思っています。

次に、旅行記のことについても反省してみましょう。(苦笑)

1. 制作に時間がかかりすぎ

2. 欲しいところで写真が少ない

3. ボリュームがありすぎ

4. 推敲が足りないままUPした事が多かった

5. 分量がまちまちで、1ファイルごとのバランスが悪い

こんなものでしょうか。

平素の激務や、本業の合間をぬって制作したので、旅行記の執筆に時間を割けなかった……といっては言い訳がましいですが、まあ、事実は事実です。でも、昨年分を書き終わらないうちに、また同じような旅行に出てしまうというのは、大いに反省すべきことであります。(恥)
それから、「この辺は書きづらい」とか、「この部分をこのまま載せて、不快に思う人はいないだろうか」とか悩んでいたようなところは、UPとUPの間が長くなっていたりもします。

分量に関しては、制作にとりかかる前のイメージでは、撮った写真の周辺にチョビチョビッと説明文を添えるような旅行記にしよう……と思っていたのですが、出発の高速道路での描写から力みすぎて、同等の描写を一貫して続けてしまったばかりに、こんな超大作になってしまいました。
実際、書く必要が無かった部分も沢山あったような気がしますし、「スケッチ旅行記」と銘打ったからには、最後のスケッチを書いたところで終えても良かったかも知れないし、せいぜい最後に泊まったキャンプ場でのことを書いて終わりにしても良かったのかも知れませんが、そのあとに起こったことも、どうしても書いておかなくてはならない事だったので、斯くも長々しい旅行記になってしまいました。

散々「苦労」や「苦難」を書いておきながら、帰りの高速道路での事まで書いたのも、自走派(フェリーの利用を最低限にして、ツーリングするという意味)の僕にはそこまでが旅だし、意外にツーリングによる旅行記では触れられないことなのでは……と思ったからでした。
いずれにせよ、この旅行記がこんな超大作になってしまったのは、それくらい色んな事があり、印象的な出来事が多すぎたからだと、僕は思っています。しんどいこと、苦しいことも多かったですが、本当に良い旅ができたと思います。

写真が少ない部分があるのは、まあ、仕方ないかと思います。僕も生身の人間ですし、旅行記のために旅行をしていたわけではなかったので、どんな状況でも必ず写真を……というわけにはいきませんでした。青森での野宿のくだりなどは、読んで下さった方は大変だったと思います。ご精読有り難うございました。

推敲が不足のままUPした……というのも、UPが遅いのと同様の事情です。何度か読み直した折に、文章のまずいところは直しましたが、あまりあって良いことではありませんね。

……とまあ、反省点に関して追記すべき所はこれくらいでしょうか。

これを読んで下さっている皆さんはご存知のように、今年(2003年)も、北海道へスケッチ旅行へ行ってきました。当然旅行記も書きます。
こうして反省したところが、どれだけ活かされているか……今年の分の旅行記をお楽しみに。

改めて、ご愛読有り難うございました。

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