
これも’90年のグループ展のために描いた絵です。
他の絵が思ったように進まず、当日の明け方近くまで、出すべき絵が一枚足りない状態で、過去の作品を展示しようかと思いましたが、駄目で元々だし、得意な布(布団)を小品で描いてみようと思い、追い込まれたときのパワーというべきか、実質3時間くらいで描き切りました。
描いているうちに、布団が大波に見え、「タイトルは『大海原』で決まりだ」と一人で笑いながら描いていましたが、さらに調子に乗り、何かミスマッチなものを置いてみたくなり、冷蔵庫にあった椎茸を三つ置いてみました。タイトルの由来はそんなところです。
ふざけ半分に、大慌てで描いた絵と言ってよい絵ですが、なぜか好評を博しました。