
この個展で唯一、寝ポーズをお願いした作品です。
肖像画というと、普通は椅子に座っていたり、立っていたりするのが普通ですが、寝ポーズの肖像画に挑んでみました。
誰しもが、人の顔を正面や側面などを見ていることが多く、頭頂部や顎の方から人の顔を見る機会は少ないもので、その分こうした角度から人の顔を描くのも難しいものです。そのためこの作品では、顔の形をとるのに非常に苦労しました。
そうした苦労の反面、服は着ていても横たわる女性はどこかエロティックなものだなあと思ったりしました。