梳|常設展・代表作(油彩)

F20 (60.6×72.7) 1986年 作家蔵

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大学の一年生の夏季休暇の課題として描いた絵で、タイトルは「ソ」と読みますが、「くしけずる」という意味の字で、そう読んでも構いません。
帰省先の大学一年生なら、夏休みでモデルを引き受けてくれる人が見つかりやすいのではないかと思って、小学校から高校まで同じだったものの、小学四年のときだけ同じクラスだった女性に声をかけたところ、引き受けてもらえ、この女性の自宅まで押しかけて描きました。
逆光の表現や、手の描き方など、この頃にしてはよく描けたのではないかと思います。