裸婦|常設展・代表作(油彩)

裸 婦

P20 (53.0×72.7) 1987年 作家蔵

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大学二年のときの進級制作(三年生に進級する実力があるかを判定する課題)として描いた絵です。
この絵の講評のときは、全クラスの教授たちがずらりと並んでいるところで絵について良いところや悪いところを指摘されましたが、「背景などは雑な描き方をしている割に、背中の描き方などは妙に上手い」と言われ、今自分で見てもごもっともだなあと思います。
人物画を描く場合、モデルの視線の方向を広く空けた構図にするのが鉄則ですが、アトリエの構造も伝わるよう部屋の角まで入るようにした構図とはいえ、もう少し人物を真ん中に据えたほうが良かったかと思います。